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2004.03.27

「悪魔の心理」と「思いやり」が共存するネットワークゲームの世界

教育研究所所長・牟田武生氏のコラムを読んだ。
毎日新聞系列のサイト「こころのページ」で連載中だ。

第1回 ひきこもりに大流行の兆し インターネットゲーム

第2回インターネットゲーム 仮想社会は居心地が良いが…

ragna01.GIF

子どもや青年らを虜(とりこ)にする魅力とは何か、ネットゲームにはまりこんだひきこもりの子どもと話をして、その子どもを理解するために、50歳半ばを過ぎて挑戦中だという。

先ず、子供に対して「害毒」であると一般的に評価されるものに対しては、最初に否定ありきで話を進めがちな大人社会にあって、自分自身で体験してみた上で子供たちの問題に取り組もうとしている牟田武生氏のその姿勢に感銘を受けた。

自分の理解できない世界、慣れない世界に足を踏み入れるということは、決してたやすいことではないと思う。

そして、そこで牟田武生氏が最初に受けた印象と、その表現の仕方も面白いと感じた。

自分よりも弱いモンスターを叩き潰(つぶ)し、相手が持っていた価値のあるものを奪い取り、自分の地位を上げていく、そこには、自分よりも力の弱い者を襲い、ストレスを発散する”悪魔の心理”があった

書かれている内容から、挑戦しておられるゲームが「ラグナロクオンライン」であることは容易に推測がつく。

かわいいキャラが、これまたかわいらしいモンスターと戦うというタイプのゲームだけに、より一層その印象が強かったと思われる。

とはいえ、Gaiも「ラグナロクオンライン」をプレイしたことはあるが、その他のゲームにおいても、そのグラフィックがどうであれ、敵であるモンスターと戦って倒すことには何の躊躇も疑問も感じたことはない。
その事実に気づいたとき、ちょっと衝撃を覚えた。
Gaiもまた”悪魔の心理”を内包しているということか・・・
この点はまた改めて考えてみる価値があるかもしれない。

さて2回目のコラムでは、これもまたMMO RPGにおいては当然の「仲間同士の助け合い」に触れて、「思いやりと優しさにあふれた”キャラ関係”を築いている」ことが分かり、「この居心地の良さが、ひきこもりの子どもたちがネット依存に走る要因の一つではないか」と考察されている。

ネットゲームファンの若者らの心理が、水戸黄門ファンと本質的には変わらないかどうかはともかく、「居心地の良さ」というのは1つの答えとして正しいかもしれない。

「居心地の良さ」から、現実よりも仮想世界での自分に実像を求め、その結果、子供たちや若者たちの心の中で、仮想と現実の境界が曖昧になる瞬間、事件は起こる。
大人には納得しやすい都合の良い答えにも思えるが、ただしかし、果たしてそれだけだろうか・・・

牟田武生氏がこの先何を見、何を感じていくのか、今後のコラムの展開に期待したい。

そしてGaiもまた、”悪魔の心理”と”思いやりの心理”が何の矛盾もなく共存するネットワークゲームの世界に、今夜もまたダイブする・・・
「何か」を求めてではあるが、それが何であるかはまだ正確にはわからないまま・・・。

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コメント

本来なら、牟田武生氏のコラムも読んでから意見を述べるのがスジなのだろうが・・・
Gai さんの感想に対しての私の意見を述べるのだ。
「悪魔の心理」とは、人間として普通の心理と思うのだ。
決して、「ストレス発散」という目的ではなく、かつて古代から人間(生物)が生きていくために「狩り」をしていたが、その心理に近いと思うのだ。

衣食住が満たされた今日では、「狩り」という行動が「ストレス発散」という行動に吸収(?)され、ゲーム世界(仮想現実)の中で満たされていくと思うのだ。
しかし、「現実の中の自分を直視できない」ことが最大の問題であり、ネットゲーム自体が問題とは思いたくないのだ。
私がネットゲームをまだ体験していないのは、自分のネット環境が整備されていないこと、ネットゲームにお金をかけるメリットが見出せないなどの理由だから、あまり大口はたたけないのだが・・・。

また、「思いやりの心理」は人と人との直接的コミュニケーションが全てと思うのだ。
ネットゲームやメールでのコミュニケーションは、ちょっとした言葉(文字)の表現で相手を傷つけてしまう恐ろしい要素を持っているのだ。
しかし、間接的コミュニケーションを進める上ではそのリスクをお互いに理解すれば、解決の糸口が見つかると思うのだ。

ひきこもりは、親と子供、子供間、周りの大人とのコミュニケーションのバランスが崩れた結果であると思うのだ。
本人だけでは解決しない「原因」を周りの人達が正しく理解しすることが次のステップのきっかけとなると思うのだ。

投稿: はんぎょどん | 2004.03.28 11:02 午前

そもそも、ネットゲーやってる=ひきこもり
・・・って一括りで考えるのって、おかしくない?
それに50過ぎのおっさんが30以上も下のやつらを理解できるはずないじゃない。
ちょっと体験しただけで理解出来るとか思ってるおっさんのほうが、ずっと小賢しい小ずるい悪魔じゃん。

投稿: ひきこもり? | 2004.03.29 02:35 午前

ネトゲをやってるから「ひきこもる」のか、ひきこもっているから「ネトゲにはまる」のか、それはきっと人それぞれだと思う。

ただ「理解できるはずない」と決めつけてかかるのはどうか。
結果として「やはり理解できなかった」という事はありうるだろう。
そもそも「理解できる」と思って体験を試みているとも限らない。
単にその一端に触れてみて、何か発見があるかもしれないとの思いかもしれない。

もちろん一人の大人が理解できた、できなかったといって、解決する問題でもないだろう。

しかしいずれにしろ、「否定」や「決めつけ」で済まそうとすることよりは、価値ある事なのではないかと思う。

ひきこもる側も、それをなんとかしたいと思う側も、本音を言い合う事は必要であり大切な事だが、お互いが拒絶し合うところからは何も生まれない、とGaiは思うのだが・・・

投稿: Gai | 2004.03.29 04:49 午前

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