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2004.05.17

夕日がキレイなだけでは幸せになれない ~今週の「オレンジデイズ」

「やりたいワケでもない仕事で一日働いて、帰り道に見上げた空の夕日がキレイで、それだけで生きてて良かったとは私は感じられない」

耳の聞こえない自分にでもできそうな仕事を探そうとしても、全然興味のわかない仕事ばかりという状況に苛立ち気味の紗絵が、櫂にその感情をぶつけた場面だ。

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人生における「岐路」というのは誰にでも必ずあって、大いに悩むものだ。

ちょうど、中学生のお嬢さんが同じように自分の進路について悩んでいるというはんぎょどんさんの記事なんかも思い出した。

Gaiが今の仕事に転職したのは4年ほど前。
それまで10年たずさわってきた不動産業界から、全く異業種であるIT系の仕事への転職だった。

 
不動産に関しては資格も持っていたし、立場もサラリーマンから契約社員ということで、当初は家族にも反対されたものだ。

不動産の仕事が決して嫌いだったとか面白くなかったとかいうのではない。
気の合う楽しい仲間も多かったし、仕事そのものももちろん苦労はあったが面白く、日々充実していた。

IT化が特に遅れていた不動産業界にあっても、時代の流れの中でパソコンを扱う事が全社的にも次第に多くなり、たまたま趣味で長年パソコンを扱い慣れていたGaiのところに、噂が噂を呼んで他の部署からも色々相談が来るようになった。
そうした中で、本業よりもパソコンに関わる諸々の事の方が次第に楽しく思えるようになっていった。
もともと好きで趣味として触っていたのだから当然なのかもしれない。

そして転職の機会が訪れた時、資格の活かせる不動産ではなく、趣味として培ってきたパソコンの知識が活かせる仕事を選択した。

不安だった。
趣味程度の知識が、実際の仕事で通用するだろうか?
もしダメだった場合、年齢的にも、やり直しがきかないというわけではないだろうが、かなり厳しい。
しかし、一度しかない人生、ダメでもともと、悔いの無いように、との思いが強かった。

そして今、その選択をして本当に良かったと思っている。
人生において「好きな事を仕事にできる」というコトほど、幸せなコトはない。

そんなワケで「夕日がキレイなだけでは幸せになれない」との紗絵の言葉、そしてその気持ちも、とてもよくわかるのだ。

5月も中旬となった今の時期、そろそろ世間では新入社員が研修を終えて実務に従事しはじめた頃だろうか。
ウチの職場にも何人かの新人さんがいる。
ホントにやりたかった仕事に就けましたか?

すぐに投げ出すのはよくない。
でもやり直しはいつでもできる。
だからこそ先ずは今の仕事に思いっきり打ち込んでほしいと思うのだ。

物語の中で、紗絵もどうやらピアノの仕事に就けた様子。
あまりにもタイミング良すぎの櫂からの励ましメールには、さすがテレビドラマと笑ってしまったが、まぁこういう時の励ましというのはホントに有りがたいものだ。

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さて、今回の話の中でGaiが注目したシーンが、他に二つほどあった。
どちらも実に何気ないシーンなんだけど・・・。

一つは、文具屋で履歴書を買う紗絵に、値段を告げたり「細かいの無いのかねぇ」と言葉を発する店のおばちゃんのシーン。
当然耳が聞こえないなんて思いもしないから、悪気も何にもないんだけど、あぁ、こういうことだってあるんだよなぁと思ってしまった。

Gaiは足が不自由なので、例えば階段などでは降りる時がちょっと恐い。
で、自然とペースがゆっくりになる。
そうすると後ろの人からちょっと押される格好になったりして、申し訳ない気持ちになったりする。

お腹の大きな妊婦さんであったり、ギブスや松葉杖の人だったり、一見して不自由そうであることがわかる場合は誰もがそれなりに気を遣うと思うけど、ちょっと見ただけではわからない場合、前でモタモタされたりするとイライラするものだ。こちらが急いでいたりすると尚更だろう。

きっとGaiも同じようなことを誰かに対して気づかずにしているかもしれない。

で、Gaiの足が不自由なのは、ちょっと見ただけではすぐにはわからない。(と思う。)
でも、よく見れば足が不自由なことがすぐにわかってしまうくらい目立つような歩き方をしている。(と思う。)
長く歩いていると痛みも増してくるので、ますます不格好な歩き方になってしまう。

だから、学食で紗絵が櫂に一生懸命手話で話をしている姿を見た茜が、「以前は手の動きがもっと小さかった」と啓太に話すシーンも、この脚本家さん、本当によくわかっているなぁと関心させられた。

これはセリフにもあったけど、手話を他人に見られる事への抵抗感がそうさせていたのだ。

Gaiも昔は自分の歩き方が気になって、外に出るのがイヤだった頃があったなぁと思い出す。
今はほとんど気にしなくなった。
そんなことよりも、今は自分の足で歩いてどこでも行ける事の方がありがたい。
普通の人より歩けなくなる時が来るのもずっと早いだろうから、今のうちにたくさん歩いておきたい。

障害の有無に関わらず「コンプレックス」というのは誰にでもあって、自分に対して自信が持てなくなると、そういった細かい点がやたらと気になってしまうものだ。

自分に対する自信、自分はここにいてもいいんだ、自分も誰かのためになれる、そういった思いが自分の中に生まれてくると、小さなコンプレックスは克服できる場合が多い。

そしてそのきっかけの多くは、紗絵の場合もそうであるように、結局は身近な人との関わりの中から生まれてくるものだ。
だから自分の殻の中に閉じこもってはいけないのだろう。

そんなことなんかをつらつらと感じさせられた今週のオレンジ・デイズでした。

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来週は恋敵登場で、櫂も自分の紗絵に対する思いを自覚するかな?
楽しみだ。

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コメント

ども。
転職に関しては、Gai さんのケースと私とではまったく正反対の内容で驚いたのだ。
大学時代にゼミ内でPC をいじくってそのままソフト開発会社に就職・・・終わりのない残業、自分の考え通りにいかないジレンマの中で結婚、第1子出産、第2子妊娠・・・将来を考えたあげく、まったく異なる製造業の事務員に転職したのだ。

趣味や好きな分野でメシが食えるってほんと幸せだと思うのだ。
しかし、今の私には「趣味」と「仕事」はまったく別物・・・つらい「仕事」の代償として給料をもらう喜びと、その給料を「趣味」に利用することが自分の中で納得のいく循環(?)になっていればそれは幸せだと思うのだ。

そして、本題のオレンジデイズ・・・恋敵登場に手に汗握っている自分をはたから見ている子供たちはどう父親を見ているのか?
ほんと、来週が待ち遠しいのだ。

投稿: はんぎょどん | 2004.05.17 10:32 午後

<つらい「仕事」の代償として給料をもらう喜びと、その給料を「趣味」に利用する・・・

多くの人が同じ思いで日々頑張っているんでしょうね。
何が幸せかは、ホント人それぞれですね。

<恋敵登場に手に汗握っている自分をはたから見ている子供たちはどう父親を見ているのか?

きっとみんな、そんなお父さんのコトが大好きですよ^^

投稿: Gai | 2004.05.18 02:02 午前

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