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2004.09.28

泣かない、全てが終わるまで ~映画「バイオハザードⅡ アポカリプス」

ラクーンシティの地下で戦い続けた衝撃の傑作パートⅠから2年!
T-ウィルスに感染したラクーンシティは完全に隔離され、街全体消滅までのカウントダウンがスタート!
街に残されたヒロインたちの運命は!!!といったストーリーです。

まぁ予告や番宣でバンバン流れていましたし、公開から既に随分時間が経っているので、ストーリー展開の説明は今更不用かもしれませんね。

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感心したのは、前作としっかりストーリーが繋がっている点。
この2を見ると、パート1のラストが単に意味深な雰囲気を持たせる為だったワケではないことがよくわかります。

 
なぜアリス役であるミラ・ジョボビッチが、頭髪の一部をそり上げられ、体中に点滴チューブを繋がれて寝台に寝かされていたのか、なぜ、いとも簡単に病院から外に出られたのか・・・

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続編やパート2が作られる映画は多いですが、純粋に前作のラストシーンから続編が始まるという映画は意外と少ないと思います。

とにかくこれから見る方は、ビデオやDVDのレンタルでパート1を見てから見に行かれることをお勧めします。
続編の中でもダイジェスト的に前作のアウトラインは語られますが、純粋に話しが繋がっているので、やはりしっかり見ておいた方が楽しめるでしょう。

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意外とサスペンス色が強く、前半部分がラクーンシティの地下にあるアンブレラ社の秘密研究所「ハイブ」を統括するメインコンピューター「レッドクィーン」との戦い、そして後半部分がゾンビ(アンデッド)との戦いという飽きさせない展開だった前作と比較すると、以前よりもアクションの割合が多く、サスペンスの要素が薄れていて、そういった点でも、よりゲームのシリーズ構成に近い感じになっていると感じます。
ゲーム自体も1作目はどちらかというとサスペンスホラー、2作目以降、回を重ねるごとにアクション性が増していった感じだからです。

前作では終盤に向けてストーリーやテンポがドンドン加速していきましたが、今回はいきなりゾンビですし、戦いの舞台も地上に移り、オープニングからラストまで、「飛ばしすぎ」とも思えるくらい、もうとにかくアクション全開です。

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映画でいうならば、イメージ的にはちょうど「エイリアン」の1と2のような落差を感じます。
「エイリアン」も、1作目ではじわじわと迫りくる恐怖を描き、2では「今度は戦争だ!」というようなハデなアクションで度肝を抜かれましたが、この「バイオハザード」のシリーズ構成もそれに近い感じですね。

主人公が「女性」という点も「エイリアン」シリーズに似ているかもしれません。
とにかく「戦う女性の出てくる映画が好き」という人には文句なしお勧めです。
アリス役であるミラ・ジョボビッチの華麗なアクションシーンがたまりません。

しかも今回、既にご存じの方も多いでしょうが、前作のヒロイン・アリスに加え、ゲームファンならお馴染みの「ジル・バレンタイン」も登場します。
このジルがアリスに負けないくらいカッコイイ!
コスチュームも一番人気の高かった「3」の出で立ちそのまま。
そしてその登場シーンが文句なしにシビレます。

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ジルのコスチュームだけでなく、全体の設定としても「バイオハザード3ラストエスケープ」風な感じがします。
STARSがしっかりクローズアップされ、アンブレラの傭兵カルロスも登場します。
そして今回最大の強敵、ネメシスもスゴイ!
ロケット・ランチャーを連発し、超高速連発銃があらゆるものを破壊してみせます。

更にアリスとネメシスの壮絶バトルシーン!
これはもう何も書きません。とにかく見てください!
ミラ・ジョヴォヴィッチのアクション、スゴすぎます。

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そんな感じで、ウエスタン・SF・ホラーなどなど・・・、その快感のエッセンスを見事に91分間のなかで連打してくれるわけですが、更にT-ウィルス開発の謎やネメシスの秘密に迫り、パートⅢへの布石もぬかりなく描かれていて、その凝縮力というか、密度の高さに驚かされます。

今年公開された映画の中でも、個人的にはかなり高得点を上げたい映画ではあるのですが、しかし残念な点もいくつかあります。

特に映像の見辛さが何とも・・・
銃撃にしても格闘にしても、戦闘シーンにおいては、カット数も異常に多い上に、カメラがかなり寄って動きまくります。
その動きが激しすぎるので、あまりよく画面の内容が見えない。
アリスを始め、キャラクターたちはかなり素晴らしいアクションを演じているし、カメラワーク自体もなかなか凝っていて頑張っているのに、スピーディーさだけが強調されて「何が起こっているのか」がまったく分からないシーンが連続します。
戦闘シーンの映像にスローを混ぜるなど、もう少ししっかり表現されていたならば素晴らしい出来になったと思うので尚更残念に感じます。

他にも、上映時間の短さも影響しているのか、アリス以外のキャラクターの描き方が全体的に薄い感じがする点なども少し気になりました。
死んでいくキャラクターや裏切り者など、チョイ役ながらも個性ある登場人物がかなり大勢出てくるのですが、それぞれの見せ場となる前に、あまり印象に残る描写がされていないキャラクターもいて、区別がつかなかったり感情移入ができなかったりといったシーンもありました。

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とはいえ全体的には良くできていると感じますし、エンディングはまたまた次の展開を予想させる終わり方となっており、期待も膨らみます。

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このシリーズのゲームファンはもちろん、そうではない人でも「戦う女性」「強い女性」が暴れ回るタイプの映画が好きな方には、二人の女性の演技とアクションを見に行くつもりだけでも、十分元が取れるのでは? と思える映画ですw

未見の方は、是非映画館に急ぎましょう!

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コメント

>映画でいうならば、イメージ的にはちょうど「エイリアン」の1と2のような落差を感じます。


なるほど・・・この言葉で、想像付いたのだ。

あと、パート2が本当の続きって言うのは新鮮かもね?
変に加工するよりも、ちゃんと続編として成り立っているならそれもアリなのだ。

この内容だと、パート3もアリ?
映画の前にゲームをトライしてみようかな・・・

投稿: はんぎょどん | 2004.09.28 05:22 午後

終わり方は完全に続編を見越した作りになってましたし、ジョボビッチもヤル気満々、そこそこヒットもしたので、3が作られる事は間違いないでしょうね。

ゲームも今なら安く手に入るし、プレイしてみるのも良いかも。
ただ、このシリーズ、既にかなりの作品数が出ているので、どれからプレイしたら良いかとなると、判断が難しいですね。

もちろん1作目からが良いワケですが、さすがに1作目となるとゲームとしては、かなり古臭く感じるかも・・・

投稿: Gai | 2004.09.28 08:34 午後

バイオシリーズは、PS2までのはクリアしましたが、話の内容は「3」の内容を扱ってるんですね~。
でも、映画になると「えっ?」って思うぐらい、おもろくないようなのも出来るんですが、「バイオ
は違うぽいですね~。
レンタルで見よう!w

投稿: Guyver | 2004.09.29 09:21 午前

Gaiが初めハイオをプレイしたのはPCでした。
「コードベロニカ」というのが、今はPS2版も出ているようですが、最初はGCのみだったのでプレイしていないですね。

今はオンライン版のFaile2というのをオフラインでやってます^^;
難しくてオンラインはまだ2回しかプレイしてないですね。
そのうちレビューも書こうと思っています。

ビデオ・DVDはいつ頃出ますかねー。
最近は比較的早く出ますが、それでも年内は無理でしょうね。

投稿: Gai | 2004.09.29 06:15 午後

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