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2004.09.02

戻るさ、君のためなら・・・ ~映画「LOVERS」

公開されたら絶対観に行く!と以前書いた映画「LOVERS」ですが観てきました。

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今日は「映画の日」だったんですね。
料金的には幸運だったけど、そのせいか開始前に入館したにも関わらずとても混んでいて、座れた席はなんとど真ん中とはいえ最前列。スクリーンとの距離は5Mも離れていなくて、もう見上げるようにして見なければならなくてショック。

しかし始まってみるとそんなコトは気にならないくらい、もう最高に満足。
前の人の頭とか気にしなくていい分、かえって映画に集中できて良かったかも。

 
不評な声も聞かれるストーリー展開とかラストなど、もちろん難点もあるのだろうけど、お気に入りのチャン・ツィイーの演技とアクションをこれほどまでたっぷりと見せてもらえたのだから、もう他に文句は言いません^^;

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とにかく息をのむほど映像が美しいです。
ワダ・ミエの衣装も素晴らしい。
音楽は「グリーン・ディスティニー」や「英雄(HERO)」を担当したタン・ドゥンではないと聞いていて少し心配だったけど、今回担当された梅林茂さんの音楽もとても良かった。
そして繰り広げられるアクションの数々は、もうどれも素晴らしいとしか表現のしようがない。

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ストーリーに関して言うと、「英雄(HERO)」の時も「裏の裏」みたいな意外な真実といったシカケが巧みに張り巡らされていましたが、今回の「LOVERS」もそういう点では同様に、どんでん返しに次ぐどんでん返し、騙し騙され、また騙されていることを知りながら騙し・・・といった感じでなかなか凝った作りになっています。

ただ、「英雄(HERO)」では背景としての「秦始皇帝の天下統一」といった歴史的要素が前面に出ている感じでしたが、今回の{LOVERS」は一応中国の唐の時代、政治腐敗と反乱組織の乱立みたいな時代背景はあるものの、もっと単純に男と女の「三角関係」に話の焦点を絞った感じ。

とはいえ、その三角関係に武侠ならではの「信義や忠義」、そして日本の忍者の「くのいち」を思わせる「女」を武器とした奸計合戦なども絡んで、古典劇と現代劇の融合のような雰囲気を醸し出しているような気がしました。

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見所はいくつもあるのですが、やはり序盤の遊郭「牡丹坊」でのシーンと「竹林の戦い」のシーンが特に見事でした。

チャン・ツィイー演じる盲目の踊り子が、両足をほぼ180度に伸ばして床から垂直に立ち、ぐるりと周囲に配置された鼓を、衣装の長い袖で打ち鳴らしながら踊る姿は圧巻です。

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竹林を舞台とした幻想的で美しい戦いは「グリーン・ディスティニー」でも見られましたが、「LOVERS」では更に複雑で凝った映像になっていました。
ここでも見事な開脚を見せながらしなやかなアクションをこなすチャン・ツィイーに目を奪われ、上空から襲いかかる無数の追っ手、降り注ぐ竹槍といった演出と相まって、なかなかの見応え。

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金城武くんについて言うと、個人的にはこれまで彼の演技はどこか「作り物」的な臭いが感じられてどうしてもあまり好きになれなかった部分があるんだけど、今回はその「優男ぶり」がなかなかハマっていたのではないかと思います。
特に馬上での勇姿、弓矢を放つときの立ち姿など、決めポーズがすごく絵になる役者さんだなと改めて感じました。

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アンディ・ラウは、役所的に仕方がないのかもしれないけど、ちょっと物足りなかったかな。
本来はきっと、もっと前に出てくる役者さんなのだろうけど、脚本的に他の二人の陰に霞んでしまっていたような気がします。

編集的にカットされた部分もあるのだろうかと感じるような、ちょっと繋がらない部分も少しあって、特に金城武が計画外の敵に襲われてアンディに食ってかかるシーンで、「俺も辛いんだ」と苦悶の表情をするところ。
後半になってその理由はわかるのだが、あの時点であのセリフと表情はちょっとヘンじゃない?と違和感を感じてしまいました。

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監督はこの映画で「歴史をも動かす究極の武器が愛」といったものを表現したかったのだと思うのですが、後半で朝廷群と反乱組織の大がかりな戦いを描かなかったところが、ストーリーの甘さに繋がってしまったのではないかなと感じます。
なかなか感慨深く美しいラストではあるものの、結局はどうしても単なる「三角関係の末の無駄死に」的な印象を拭えないラストになってしまっている。

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背景として大がかりな戦いがフラッシュバック的にでも入ってきて、その戦いに三人の話が影響を及ぼすという展開になっていれば、きっとチャン・ツィイーの行動ももっと意味のあるものとして見終える事ができたのではないかなと残念に感じます。

まぁだからこそ純粋な恋愛映画とも言えるのか。
アンディ・ラウがチャン・ツィイーに対して言った言葉が印象に残りました。
「俺は3年間思い続けたのに、お前はたった3日であの男と・・・」
愛とはそういうものなのかもしれませんね。

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そんなこんなで他にも色々あるのですが、もうそんなことはどうでもいいくらい、チャン・ツィイー、最高です。
あの小さな身体で表現して見せる踊りやアクションの数々は、どれも見事で素晴らしく、それを見ることができただけでも大満足でした。

ちなみに映画を見ている最中に地震がありました。
小さな地震だったのですが、映画館がビルの7階だったので結構揺れました。
ちょうどチャン・ツィイーのアクションの真っ最中だったので、避難命令が出ても動きたくない!と思ってしまった^^;
実際は映画が中断することもなくホッとしましたけどね。
DVDになるのはまだ先の話でしょうが、早く自宅でもう一度ゆっくり見てみたい。
そう感じさせられる作品でした。

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