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2004.12.27

助けてください! ~DVD「世界の中心で、愛をさけぶ」

亜紀、大丈夫? もう帰ろっか?

行けないの?

行けるよ、この次・・・

ないんだってば この次なんてないんだってば
まだ大丈夫だよ
まだ大丈夫だよ
生きてるよ
まだ私、生きてるよ・・・

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映画版「世界の中心で、愛をさけぶ」のDVD、発売日に届いていたものの、なかなか見る時間が無くて、今夜ようやく見ることができた。

 
Gaiは未だに原作を読んでいないし、公開時に映画も見ていない。

そんな状況で夏に放送されたTV版を見始めて、毎回のようにレビューを書きながらどんどんはまっていったという経緯があるので、きっと自分でもTV版と比較してしまうのは避けられないだろうなという気がしていたものの、それでもできるだけ映画は映画として見ようと思っていた。

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TV版では、山田君と綾瀬さんが見事に朔と亜紀を演じ、そして彼らを取り巻く友人や大人達たちの素晴らしい演技が二人を一層輝かせていたけれど、映画ではどんな風に描かれていたんだろうと、興味津々だった。

そして、テレビを見ながらボロボロ泣いたように、自分は映画でもやはり泣いてしまうだろかと・・。
映画を先に見てドラマを後から見た人たちとはちょうど逆な感じでしょうね。

そんな風に見始めたこの映画でしたが、見ている間の感想も、見終わった後の感想も、なんていうのだろう・・・とても「複雑な心境」という感じ。

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TV版との最も大きな違いを感じた点は、主人公たちと、見ている自分との距離感だろうか。

TV版では、画面の中の出来事ではあっても、まさに彼らのすぐ近くから、時にはまるで自分がその場にいるような錯覚を覚えながら彼らの動向を見守っていた印象があるのだが、この映画では、自分がもう少し離れたところ、ちょっと上の方から彼らを見おろすような感じで彼らのエピソードを眺めているような印象を受けた。

TV版ではまさに「ドラマ」を見ている感じだったのに対して、どちらかというと綺麗なイメージビデオを見ている印象といったらいいだろうか。

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それでもやはり、とてもいい映画ではあるとは思う。
シンプルで、せつなくもあり、音楽も良く、役者さん達もいいお芝居をしている。
ヒットしたのもうなずける。

でもどうしても「しこり」のようなものを最後まで拭えなかった。
何が原因だろうと自分なりに考えて、それが「17年後の朔と律子の関係の希薄さ」にあるのではないかなと思い当たった。

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17年前の朔と亜紀、そして二人が駆け抜けた一連のエピソードは、二人の役者さんの演技や、取り巻く周囲の登場人物も含めて、全く文句なしという感じ。
TV版からすれば、すべてにおいてボリューム不足、説明不足という感はあるけど、映画という限られた時間の中であそこまで盛り込まれているのなら十分といえるだろう。

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それに比較して17年後の朔が、「亜紀の死から逃げていた」というセリフを言いながらも、それを感じさせるシーンが全くない点、また、律子が事故に合い、最後のテープを渡せずにそのことを忘れてしまっていた事を朔に詫びるのはわかるとしても、なぜあそこまで泣くのかという疑問、不自然さ・・・

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原作ではあまり描かれていないらしい17年後の朔をクローズアップさせる為に、原作には無い「律子」という存在を持ってきたこと自体は正解だったと思う。

しかし、ならばだからこそ、彼らが高松に行く前の二人の様子を、もう少し丁寧に描くべきだったのではないかなと感じる。

婚約していながらも、どこか不自然な二人の関係、律子に対してまっすぐに向き合えない朔の様子とか、朔の態度に煮え切らないものを感じる律子の不安とか、そういったものを感じさせるシーンが事前にあったならば、その後に続く朔と律子の様々なシーンが、パズルのピースがはまっていくように昇華され、空港で抱き合うシーンやラストシーンも、一層感動できたのではないかなと感じるのだ。

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そういった残念な点はあるものの、高校時代の朔と亜紀の様子は、やはりとても微笑ましく、だからこそ悲しい結末に向かっていく課程の辛さは、時折涙が込み上げそうになる。

それにしても、亜紀を演じた長澤まさみさん、いいですね。
特に元気な頃のはつらつとしたシーンはとても印象的。

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さて、明日からはTV版の「世界の中心で、愛をさけぶ」の再放送が始まります。
Gaiは1/1に発売されるDVDボックスも予約しているので、そちらでまとめて見るつもりですが、オンエア時に見逃した方は是非この機会にご覧下さい!

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コメント

ども!

私は、映画は観ていなくて
 TV版
 原作本
の順に観たんだけど、やっぱりTV版が最高だったのだ。
#比較するものではないけれど・・・

多くの人は、【映画、原作、TV版】の順に観ていると思うので、また違った感想があるとは思うんだけど・・・

映画って約2時間だから、こんな重いストーリーをまとめるにはムリがあったのだと思うのだ。

でも、今年はイイ邦画やドラマがあって大変充実したのだ。
来年はどんな作品に出会えるかな?

そうだ、「H2」に期待っっつ!!!

投稿: はんぎょどん | 2004.12.27 09:04 午前

ホント今年は邦画、頑張ったなって感じですね。

実際Gai自身も、キャシャーンやスウィングガールズなど、アニメ以外の邦画を、こんなにたくさん見た年は珍しいかも。

TVドラマも豊作でした。
来年も楽しめる映画やドラマがたくさん出てくるといいですね。

投稿: Gai | 2004.12.27 02:19 午後

自分も小説・映画・ドラマを見ていなかったのですが、再放送のドラマを見て1話目からはまってしまいました。
いままで一度もドラマや映画にはまった事がなかったんですが、なんかちょっとシーンや会話に涙腺がゆるむ自分に驚いています。
ドラマと映画のDVD BOXを購入してみましたが、ドラマのほうが断然良かった(映画では泣けなかった)。

投稿: say | 2005.01.04 05:33 午後

sayさん、おめでとうございます。

ドラマのDVD BOX、買いましたか!
Gaiはようやく特典映像を見終わったところです。
現場の熱気が伝わってくるようで、やっぱり気合いが入っていたんだなぁと感心しますね。

恐らく映画は、省かれている部分を自分のイメージで補完できないと入り込めないんじゃないかと思います。だからやはり原作を読んでいないと泣けないのかも。

その点ドラマは丁寧に作られているので、原作を読んでいなくてもハマれるのでしょうね。
実際役者さん達の演技が「お芝居」を超えている感じがします。

時間のとれる休みの日に本編11時間をぶっ続けで見ようと計画中ですが、とても楽しみです。

投稿: Gai | 2005.01.05 01:41 午前

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